5/15にJAWS-UGのイベントで開催されたAWS Expert Online『生成 AI ユースケースを考え倒すための Generative AI Use Cases JP の魅力と使い方』に参加して、実際に試してみた結果をまとめてみた。
スライド資料
配信動画
Generative AI Use Cases JPとは?
CDKでデプロイするだけで簡単に以下のユースケースを簡単に試すことができる。
- チャット
- 文章生成
- (文章)要約
- 校正
- 翻訳
- Webコンテンツ抽出
- 画像生成
- 映像分析
例えば、チャットでは以下のように補助金について聞いてみるとそれなりに結果が出てくる。
石川県で創業した事業者が活用できる補助金について教えてください。
石川県で創業した事業者が活用できる主な補助金を以下に挙げます。
石川県創業支援事業費補助金
県内で創業する個人事業主や法人を対象とした創業支援補助金
補助率は2/3以内、上限100万円金沢市創業支援事業補助金
金沢市内で創業する個人事業主や法人を対象とした創業支援補助金
補助率は2/3以内、上限100万円中小企業庁の創業補助金
全国の創業者を対象とした国の補助金
最大200万円の補助が受けられる日本政策金融公庫の創業支援資金
創業時の設備資金や運転資金として低利の融資を受けられる
補助金の内容や申請条件、募集時期などは年度によって変更になる場合があります。詳細は各自治体や支援機関のウェブサイトやパンフレットで最新情報を確認する必要があります。創業時の資金調達では、こうした公的支援を積極的に活用することをおすすめします。
また、映像分析も文字を識別できており、かなり正確な文章が生成できている。
画像には、ヤマハのリコーダーを手に持った男性の上半身が写っています。男性は格子柄のシャツを着ており、リコーダーを口に当てるポーズをしています。背景には窓と額縁が見えます。
JAWS-UGとは?
公式サイトを指定して、 Webコンテンツ抽出 のユースケースを実行した結果が以下の通り。(追加コンテキストに「要約して」を指定しました)
JAWS-UG(AWS User Group - Japan)は、AWSのクラウドコンピューティングを利用する人々の集まり(コミュニティ)です。ボランティアによる勉強会の開催や交流イベントなどを行い、一人では得られない学びや交流を目的としています。日本全国に支部の形でグループを持ち、それぞれのテーマに基づいて活動しています。非営利目的で活動しています。
私は金沢支部のコアメンバーとして、今回の配信動画にも登場しています。
デプロイ方法
GitHubに手順があり、簡単にデプロイすることができる。また、ソースコードを修正して試しながら実装を検討していくことができる。
なお、第三者に利用されないようにするために、サインアップできるメールアドレスのドメインを制限するは設定したほうが良い。
トラブルシューティング
実際に試してみたところ以下のトラブルに遭遇した。
ユースケースを試そうと思ってもエラーが発生して利用できない
以下のようなエラーが発生する場合には、ドキュメントに記載のある通り、Claude3 Sonnetのモデルリクエストを有効化する必要がある。
モデルの有効化時にエラーが発生して有効化できない
有効化する場合にはクレジットカードの有効性を確認される。もし期限が切れているなどの場合には INVALID_PAYMENT_INSTRUMENT:A valid payment instrument must be provided. のエラーが発生する。 支払設定画面より確認して、有効期限内のクレジットカードを設定する。
画像生成のユースケースを試そうと思ってもエラーが発生して利用できない
画像生成で
You don't have access to the model with the specified model ID.
が発生する場合には、Stability AI SDXL 1.0のモデルリクエストを有効化する必要がある。
気になるお値段は?
料金試算はAWSのサイトに公開されているが、金額が高いので試すのに躊躇されている方も多いと思う。そこで、デフォルトの状態のまま(Kendoraを使わない)で少し遊んで、6日間放置してみた。
Claude 3 Sonnet、SDXL V1.0以外はコストがかかっていない状況で、実際に使った分だけの課金にできそうな感覚をもった。
実際に試す際には課金状況を確認しながら少しずつ遊んでみることをオススメする。